注目された都議会選挙は衝撃の結果となった。
小池知事率いる都民ファーストの会と連携した公明党が勝ち組となった。
都民ファーストは公認候補と推薦候補を合わせると当選者は55名だ。

自民党と第一党争いと言われたが、ほぼダブルスコアの大勝利となった。
公明党も自民党に逆風が吹いていただけに自民党と連携していたら逆風の巻き添えになった可能性がある。
23名の公認候補者が全員当選であり、完勝だ。

敗北組ははっきりしている。
大幅に議席を減らした自民党とほぼ存在感をなくした民進党だ。
1議席を確保したものの日本維新の会も負け組といえる。

大阪ローカルパーティの殻を破り、全国区の政党の足がかりにしたかったが、小池知事の勢いの前に存在感を示すことができなかった。
共産党は17議席から19議席に増やすことができたので善戦であることは間違いないが、勝利ともいいがたい。
自民党の不祥事により、票が回ってきた感が強い。

この都議会選挙のプロセスと結果は、今後の日本の国政の展開を考える上で興味深い。
私は、今後、国政の政界再編に繋がる要素が多々あるとみている。

1.都民ファーストと公明党の連携
自民党と公明党の連携はもう20年近くになる。長い連携を築いてきた。
その直前までは自民党は公明党と創価学会との関係を厳しく批判していただけに、この変化には驚かされた。
それからは野党になった時も連携を守り続けてきたわけで、年月が培った信頼関係があると思えた。
それが地方選挙とは言え、都議会選で公明党は自民党に距離を置き、小池知事の都民ファーストと連携することを選択したのだ。
国政では安倍政権が憲法改正を主張しはじめてきて、公明党は安倍政権と平和主義の創価学会との間で板挟み状態なりつつある。
自民党が弱い時は、公明党の主張も聞きながらの運営であるが、自民一強時代が続くにつれ、公明党の影響力は小さくなってきた。
このタイミングでの都民ファーストとの連携である。
都議会選にとどまるかどうか、まだわからないのだ。

2.民進党と連合の微妙な関係
民進党の前身の民主党は、連合が中心的な支援団体であった。
選挙でも連合が主体となって取り仕切り、連合なくして民主党なし、という感じであった。
しかし民主党政権の失敗によって、連合は民主党に対する幻滅感が生じ、期待と失望が入り混じる状態であった。
党名も新たに民進党としたところに蓮舫代表が登場し、共産党を含む野党連合構想に走った。
連合の中には共産党との連携を嫌う組織もあり、連合と民進党との関係はさらに混沌としたものになったのである。
連合はこの都議会選挙でも、かなりの都民ファーストの候補者を支援している。
これは少なくとも民進党の方針に対する圧力といえる。
いつまでも黙って民進党を支援するわけではないというメッセージだ。

3.都民ファーストと維新との距離
小池知事が誕生したときは、小池知事勢力と維新とは将来的な連携や合併もあると考えられるくらい協力的な雰囲気があった。
東京と大阪の地域に根ざした政党が、全国区で新党を展開したら新たな流れになると思えた。
しかし、主張や手法の違いから、小池知事と維新とは徐々に距離感が生じるようになった。
維新は連合や公明党と連携するのはかなり難しい。都議会選挙では、むしろ敵対するような発言が相次いだ。
都議選の結果は維新の敗北であり、公明党と連立し、連合と協力した小池知事路線が勝利したのだ。

4.民進党の大敗北
この都議会選挙で民進党が獲得した議席はわずかに5。0議席を予想する声もあっただけに5議席でも善戦という人もいるが、到底、二大政党の一角が誇れるような議席数ではない。
すでに民進党は野党第一党のポジションを失いつつあるのだ。
抜本的な党内改革が行われなければ、都民ファーストのような新たな流れが生まれたら、一気に存在感をなくしてしまう状態なのだ。
連合だけでなく他の支援者も離れつつある。
こうしたことを総合的に考えれば、十分に小池新党を中心とした新たな極の誕生が想定できるのだ。
これは第3極ではない。自民党に対抗する第2極を最初から目指すものだ。小池塾には非常にたくさんの候補予定者がいる。
公明党や連合と連携するなら、自民党に対抗できるだけの勢力を作ることが可能だ。

一般社団法人社会貢献推進国際機構理事長・児玉克哉 7/3(月) 4:21
https://news.yahoo.co.jp/byline/kodamakatsuya/20170703-00072846/

※続きます

コメント一覧
※続きです

これからの自民党や民進党のあり方や小池知事の人気の持続などが複雑に入り交じる中での展開になる。
実際にどうなるかは秋以降の政党間距離を見ていく必要がある。
少なくともこの都議会選で新たな可能性が生まれたことは確かだ。

※以上です
公明党って改革政党なの

保守政党そのものだと思うけど
平和主義の創価学会??????
アホか?